事故直後の意識障害の有無を確認(高次脳機能障害)

2024年10月1日の交通事故のニュースです。

「頭を強く打って意識不明」 普通乗用車と自転車が交差点で衝突 自転車に乗っていた70代男性が重体 ≪新潟≫
https://news.yahoo.co.jp/articles/06c24d95e8709871664158b2de41874a55006731

交通事故後、
意識消失状態がある場合には、
高次脳機能障害が残存する可能性があります。

高次脳機能障害は、「見えない後遺障害」の典型例で、
外見からは判断が難しいです。
そして、被害者本人も気付かないことが多いです。

高次脳機能障害の症状としては、
・記憶障害
・集中力の低下
・うつ症状
・性格の変化(怒りっぽくなるなど)
などの症状が想定され、
中でも性格の変化、意欲の低下などは、
本人ではなく、周りの家族が気づくことにより、発覚することもあります

この時は、速やかに、救急搬送された初診医療機関等を受診し、
症状について医師に伝えるべきです。

やっかいなのは、
記憶障害や物忘れについては、
被害者が高齢の場合、
年相応」という判断をする医師もいるので、
高次脳機能障害の立証作業も困難を極めることがあります。

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