Archive for the ‘大腿骨骨折と自賠責保険の後遺障害等級’ Category

大腿骨開放骨折で非該当(東京都町田市)

2024-03-28

以前も大腿骨骨折の後遺障害等級の難しさを記事にしましたが、
改めて記事にて情報発信いたします。

弊所のご依頼者で忘れられない事案の一つに、
大腿骨開放骨折を受傷し、
手術やリハビリを重ねたにも関わらず、
自賠責保険の後遺障害等級「非該当」という事案です。

大腿骨骨折、しかも開放骨折とあれば、
当然に、自動的に?後遺障害等級として評価をされると考えがちですが、
そんなことはありません。

手術とリハビリにより骨の癒合(骨がくっつくこと)も順調に進み、
日常生活に支障がなくなると退院、自宅療養等になります。

その後は、月1回の定期診察に切り替わり、
リハビリは自主的なものとなったりし、
医療機関でのリハビリを指示されないこともあります。

ここが大きなポイントの一つです。

結論、大腿骨開放骨折でもむち打ち(頚椎捻挫)でも、
症状固定に至るまでの「実通院日数」が、
自賠責保険の後遺障害等級認定には必要です。

大腿骨骨折受傷後の入院→手術→リハビリ→退院、
この後の対策が必要です。

弊所では、退院後の通院方法・スタイルは、
(A手術対応をしてもらった医療機関=月1回の定期診察
に加えて、
(B)自宅等付近の通いやすい整形外科にて定期リハビリ=週2~3回
を提案いたします。

診断名は違いますが、
かなり受傷度が高い怪我である「骨盤骨折」を受傷した方は、
この通院スタイルで、
自賠責保険の後遺障害等級評価をしっかり受けることができました。

自賠責保険の後遺障害等級獲得に簡単な怪我はありません。

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大腿骨開放骨折でも「非該当」はあります(東京・神奈川)

2024-03-05

大事故・大怪我…皮膚を破る骨折

大腿骨開放骨折は、
被害者がバイクで直進中、
対面から右折してきた相手方自動車に衝突されて、
受傷するケースが多いです。

開放骨折というのは、
「骨折した際に皮膚が破れて、骨が外に飛び出る状態」であり、
本当に大きな怪我です。

複数回の手術と長期間の療養

受傷直後は手術対応となります。
その後も複数回の手術が必要なこともあります。

大腿骨開放骨折は手術必須の怪我でもあることから、
初診時から大きな病院(大学病院等)に搬送されることが多く、
手術後のリハビリまで診てくれることが多いようです。

そして、リハビリにより、
日常生活に十分な歩行などができるようになると、
退院し、自宅療養と定期通院になります。

「骨折=後遺障害等級認定」という公式はない

退院後からの対策がポイントでもあります。

被害者自身、とても大きな怪我をして、
その後の賠償について、
なんの疑いもなく、当たり前のように、
後遺障害等級として高い評価がされ、
適切・満額の損害賠償金を受け取ることができる、と思いがちです。

それはありません。

後遺障害等級申請・認定にあっては、
退院後の自宅療養と月1回の定期診察では不十分です。

手術→入院の履歴があることからも、
後遺障害等級認定が当然のことと勘違いしがちですが、
まったくそんなことはありません。

こんな痛い思いしたのに「非該当」なのか・・・

退院後、
医療機関や主治医先生の指示により、
月1回の定期診察を症状固定まで継続してしまったことにより、
自賠責保険「非該当」の結果はありますし、弊所も見てきました。

被害者自身も当然、納得のいかない結果と残酷な現実を目の当たりにします。

弊所は適切な闘い方をご案内し、
適切な後遺障害等級認定をより近づけます。

油断せず闘いたいものです。

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