先日の弊所のご相談者ですが、
実にもったない事案内容でした。
※このご相談者は交通事故業務ができない弁護士に依頼済みでした。
交通事故事案は大事な節目があります。
弊所が考える理想的な流れは、
(1)6ヶ月~1年ほどの通院(捻挫系・打撲系の怪我の場合)
↓
(2)症状固定+主治医先生の後遺障害診断書作成
↓
(3)後遺障害等級申請
↓
(4)結果通知
↓
(5)示談交渉等で解決
です。
時間だけが過ぎ、異議申立申請ができない事態など不利益が起きる
しかし、
(1)やたらの通院期間が長すぎる
(2)症状固定から後遺障害申請まで数ヶ月なぜか時間がかかる
>弊所では症状固定から後遺障害申請まで遅くとも2ヶ月程度で申請完了します。
医療機関によっては後遺障害診断書の作成に3ヶ月ほどかかるところもありますが、
それにしても申請まで1年ほど経過するのは異常事態と考えます。
(3)非該当の結果通知から異議申立申請の対策ができない弁護士のため無為に時間だけが経過する
など弁護士が着任しておきながら、時間の経過が甚だしい事案があります。
交通事故業務に自信がなければ受任をしないという選択もあります
交通事故発生から解決までは、スピード勝負です。
適時サポートに入り、少し前にたって先導してくれる弁護士・行政書士でなければ、
時間だけが過ぎ、
交通事故と怪我・症状の関係が薄まり因果関係が曖昧になる、
そのため、主治医先生も診断書の発行に躊躇して異議申立さえできなくなる、
こういった事案、本当に多く聞きます。
弁護士には弁護士の意見があるとは思いますが、
ご相談者が適切な申請ができない、異議申立申請ができない、
といった多大な損害を与える前に、
受任をしないか、
うまく事案を進めることができないのであれば速やかに辞任し、
適切な専門家を紹介するなどの対応をとるべきです。