交通事故業務に笑顔は必要か

人生に一度あるかないかの交通事故を笑っていいものか?

弊所では、交通事故業務をメインにしています。

この業務は、
・交通事故
・怪我
・後遺障害
・相手加害者の不誠実な対応への不満
・相手方損保会社担当者の対応への憤り
など、他人様の不幸を商売にしているので、
笑っていいものかどうかわからないご依頼者の話や事柄もあります。

「後遺障害等級認定=おめでとう」で合ってるいるか?

そして、後遺障害等級が認定されたかたに対して、
「おめでとうございます」という表現も適切なのか否か、
と言葉選びに苦慮することもあります。

以前、実際あったのは、
顔に醜状障害が残存」してしまい、
弊所で自賠責保険請求をサポートし、無事に後遺障害等級評価を得たのち、
とある方に結果報告をしたところ、
そのご依頼者に対して、
一言目に「おめでとうございます」とおっしゃったかたがいましたが、
なかなかの大物感、図太さ、だなと感じました。

たしかに、高い後遺障害等級を勝ち取るべく、
弊所も試行錯誤し、策に策を練った結果として、認定評価を得ましたが、
「おめでとう」の言葉は出ませんでしたし、思いもつきませんでした。

真剣だから繊細になります

顔の醜状障害は、常に目につく箇所の後遺障害であるため、
示談成立・解決後は、美容整形等で醜状を消す手術をするかたもいるように思います。
つまり、傷はなかなか消えないわけで、
怪我をされたかたにとっては「後遺障害等級認定で終わりではない」わけです。

常に目につく箇所に怪我の傷跡があるのは、
なかなかのストレスになると思いませんか?

しかしながら、一言目に「おめでとう」が言えるぐらい素直に、図太く生きていかないと、疲れますね。

弊所はこの出来事を覚えていますが、
「おめでとう」を発した本人は憶えていないように感じます。

あまり繊細にならず、少しズボラなほうが楽しく日々の生活、仕事、人生を送れるのでしょう。

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