バイク乗車中の事故は「肩関節」を怪我しやすい
交通事故の中でも、
自転車やバイク乗車中に、自動車に衝突され、
(A)手を伸ばした状態から手から地面に着地
(B)肩から地面に着地
した場合に見られる症例・診断です。
肩関節周囲の怪我では、鎖骨骨折に次いで多い怪我ように感じます。
受傷直後は、手術対応になることもありますので、
可動域制限は手術によって、改善することはあるようです。
肩関節脱臼関連の後遺障害等級
肩関節の脱臼・亜脱臼の場合の、
自賠責保険上の後遺障害としては、
(A)可動域制限(3/4以下または1/2以下の可動域制限)
(B)変形障害
(C)痛みが残存する神経障害
(D)非該当
の4パターンが考えられます。
頚椎捻挫(むちうち)と同様に、
症状固定時期は、事故から6ヶ月~1年経過後、
通院頻度としては、整形外科に週3回ほどが最善です。
手術や入院を経たのであれば、退院後は、
・手術した大きな病院で月1回の定期診察
・それ以外は、週2~3回近くの整形外科でリハビリ
という通院スタイルもよいかと思います。
いずれにしても、手術後や退院後の定期通院が重要で、
自賠責保険上の後遺障害等級認定を目指すのであれば、
症状固定までの実通院日数の積み重ねが重要です。