肩関節の後遺障害等級(交通事故・自賠責保険)

バイク乗車時に多い肩鎖関節脱臼

肩関節の怪我は、バイク乗車時に自動車などに衝突され、
肩から地面に落ちた場合に多い怪我です。

肩関節の怪我の中でも、肩鎖関節脱臼は、鎖骨骨折の次に多い怪我であると感じます。

画像出典:改訂増補版 交通事故後遺障害等級獲得マニュアル かもがわ出版

神経障害14級から変形障害12級へ変更認定

弊所ご依頼者の事例では、
初回申請(事前認定):14級(神経障害)

弊所で異議申立申請を受任

12級5号の「変形障害」へ変更認定
という事例があります。

弊所受任時は、
A.事前認定では神経障害として後遺障害等級評価を受けていたことから、
神経障害である上位等級である12級13号への変更認定

B.弊所からご紹介した転院先整形外科のセカンドオピニオンとしての後遺障害診断には、
MRIに腱板に変性が認められ、可動域制限も認められていたことから、機能障害として12級または10級への変更認定

C.転院先整形外科の主治医先生のレントゲン画像診断において、
肩鎖関節の変形の診断を得たことから変形障害として12級5号への変更

と、神経障害、機能障害、変形障害の3パターンを想定して、異議申立の準備をいたしました。

後遺障害等級申請は大きな視点で考える

上記、3パターンを網羅した異議申立の結果、
変形障害の12級5号への変更認定に至りました。

この事例から学んだことは、
後遺障害等級認定申請は、あらゆる可能性を想定して、万全な申請をすること、です。

この大きな視点もって、後遺障害等級申請をするといったことは、
自賠責保険の後遺障害等級申請に「不慣れで」そして「なにもできない」弁護士・行政書士にはできません。
このような自称交通事故専門の先生ですと、
神経障害で14級認定が既にあるから、”頑固な”神経障害12級13号への上位等級狙い」しか見えないし、考えないと思います。

こういった視野の狭い後遺障害等級申請をしてしまうと、被害者にとって多大な損失を与えてしまいます。

なぜ?といった視点

これもあり得るんじゃない?
といった挑戦的・実験的な視点をもって、後遺障害等級申請をすべきであると考えます。

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