交通事故後の症状は複雑(自賠責保険・後遺障害)

交通事故後に出現する症状は、十人十色です。

頚椎捻挫の症状は、頚部痛、頭痛、手や腕の痺れが典型的ですが、
めまい、吐き気、耳鳴りなどの症状が出現することもあります。

頚椎捻挫に関する自賠責保険上の後遺障害等級申請・認定の観点では、
(1)頚部痛
(2)手や腕の痺れ
この2点の症状が実際にあれば、
極論ですが、この2点の症状を、診断書や後遺障害診断書に記載すれば十分であると考えます。

一方、
頚椎捻挫後のめまい、吐き気、耳鳴りに関しては、
後遺障害等級認定申請、そして審査の際、「評価は低い」と感じますので、
交通事故治療とは別に、
セカンドオピニオンとして、
主治医先生に紹介状等を書いてもらって、
受診、検査をする、という方法も良いと考えます。

(A)交通事故賠償のための治療

(B)交通事故後の自分の健康のための治療
とは、”分けて”進めていくというのも重要なことです。

そして、交通事故外傷は完治に至ることは少ないようですので、
交通事故後の怪我・症状と付き合っていくという考え方も必要です。

完治を目指すばかりに、
病院巡り、いわゆるドクターショッピング状態となり、
症状も改善しない、後遺障害等級もとれない、適切な賠償を受けられない、
という最悪ともいえる事態に陥らないように注意をしてください。

行政書士事務所インシデントでは、
神奈川県・東京都を中心に、適切な医療機関、整形外科、整骨院をご案内できますので、
後遺障害等級申請を目指す方は、ご通院先の紹介からサポートできる場合がありますので、
ぜひお問い合わせください。

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