自動車保険は、二階建て構造と言われます。
一階部分は、強制保険と言われる「自賠責保険」
そして、二階部分の上乗せ保険として「任意保険」
があります。
任意保険は、自賠責保険で補償をできなかった超過部分の賠償金を補償する役割です。
おおまかな数字や流れでイメージしやすいようご案内すると、
賠償金総額200万円とした場合、
まずは(1)自賠責保険が120万円を被害者に補償いたします。
↓
(2)次に、超過部分の80万円を任意保険会社が被害者に補償する、
という流れになります。
つまり、相手方が任意保険に加入していない場合は、相手方に直接請求することになります。
相手方の資産状況によっては、超過部分80万円の補償を被害者が受けられない可能性が高くなるわけです。
したがって、自動車を保有・運転するのであれば、任意保険にも加入をしておくべきですし、
相手方が任意保険に加入していない場合は、
自賠責保険への請求が重要なポイントになるわけです。